Top > 粉体技術総覧の発刊にあたって


ご 挨 拶

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 (一社)日本粉体工業技術協会は、粉体に関する鉱工業技術の開発および普及を通じて粉体関連工業の発展を図り、わが国経済の健全な発展と国民生活の向上に寄与することを目的として設立されました。

 この目的達成のため、粉体機器・装置などを製作販売する企業、材料・化学・食品・薬品・鉱業などの粉体を取り扱う企業および、建設・エンジニアリング事業などにおいて粉体に関係する企業等が、学官界の学識経験者と協力して各種の事業を行っています。

 当協会の重要事業の一つとして国際粉体工業展の開催があります。2022年は、国際粉体工業展東京を東京ビッグサイトにおいて12月7日(水)から9日(金)までの期間で開催します。この粉体技術総覧2022/2023は、翌2023年開催予定の国際粉体工業展大阪も含めて、2022年と2023年の粉体工業展来場者に無料で配布する冊子で、様々な粉体機器をはじめ基礎的な粉体技術に関する情報が網羅されたガイドブックです。

 本総覧は2年ごとに更新致しますが、今回は計装・測定技術に関する解説を加えるなどの改訂を試みました。展示会社にとっては、展示ブースで紹介される機器などとの併用で高い宣伝効果が見込めます。また、来場者の方々にとっては、機器などの分類が見やすくしてありますので、展示会終了後にも、粉体機器あるいは技術を調査する様々な機会における参考資料としてお使いいただけます。粉体操作に関わる極めて多くの機器を網羅しているため、プロセスに使用する機器を選定する際の資料としての利用はもとより、技術的な問い合わせ先や粉体操作業務の委託先検索あるいは、社内における粉体関連技術・機器の教育用資料としても、ご使用いただけると思います。さらに、本総覧には多くの粉体関連研究者のリストも掲載されています。必要な専門分野の研究者を探索しコンタクトを取る事で、粉体技術にかかわる課題の解決の糸口を見つけるなどに役立てていただければ幸いです。

 なお、本総覧は書籍版だけでなくWeb版も作成し、Web版固有の検索機能も充実させていますので、より多様な活用もできる事と思います。是非、Web版も併せてご使用ください。

 このように貴重な情報が豊富に掲載されている粉体技術総覧2022/2023を幅広くご活用いただく事で、粉体技術がますます広まっていく事を期待しております。

一般社団法人日本粉体工業技術協会
代表理事会長 牧野 尚夫